1.制度の目的
住宅への侵入犯罪を未然に防止するためには、玄関の鍵を堅牢にしたり、窓ガラスが簡単に破られないようにするなど、住宅の構造・設備等を犯罪に強いものにする必要があります。 本制度は、こうした防犯的な観点から、一定の認定基準に適合しているマンションを「防犯優良マンション」として認定し、犯罪の起こりにくい居住環境を作ろうとするものです。
2.対象マンション
鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造又は鉄骨造の共同住宅で、分譲・賃貸を問いません。 既存のマンションも、認定基準に適合していれば認定対象です。
3.申請手続き
防犯優良マンションは 「設計段階審査」「竣工後審査」 の2段階審査により認定します。
●申請先
一般財団法人 愛知県建築住宅センター 〒460-0008
名古屋市中区栄四丁目3番26号 昭和ビル1階 TEL : 052-264-4052 FAX : 052-264-4088 月~金曜日(休日を除く) 9:00~12:00 13:00~16:45 |
4.審査・認定
①設計段階審査
申請書に基づき、(一財)愛知県建築住宅センターと(公社)愛知県防犯協会連合会が指名した認定審査資格者(審査員)2名以上(1級建築士と防犯設備士)が、設計段階の書類審査を行います。
設計段階適合証
判定委員会の開催 審査員の審査後、有識者等で構成される判定委員会が開催され、認定基準に適合するものは、「設計段階適合証」が交付されます。
不適合の場合は、経過報告書により改善事項等が通知されます。
不適合の場合は、経過報告書により改善事項等が通知されます。
②竣工後審査
設計段階審査に適合したマンションを竣工後、審査員が現地に赴き審査を行います。審査日につきましては、あらかじめ日程の打合せをいたしますので、立会をお願いします。審査員は「審査員証」を携帯しておりますので、必要があれば提示を求めてください。
認定登録証
現地審査終了後、判定委員会が開催され、認定基準に適合するものは「防犯優良マンション認定登録証」及び「認定プレート」が交付されます。 不適合の場合は、経過報告書により改善事項等が通知されます。
認定基準 |
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認定基準は 「防犯環境設計(CPTED)」の 4つの防犯設計手法の基本原則に基づいて、 警察庁、国土交通省による 「防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針」 を踏まえて、 全国公益法人 (公益財団法人全国防犯協会連合会、 一般財団法人ベターリビング、 公益社団法人日本防犯設備協会)が 策定した基準モデルに、 当県独自の認定基準を制定しました |
5.有効期間
認定の有効期間は5年間です。
防犯設備の老朽化や機能低下が考えられますので、5年ごとの更新制にしています。構造・設備が変更になり、基準に適合しなくなった場合は、認定の効力は失効します。
防犯設備の老朽化や機能低下が考えられますので、5年ごとの更新制にしています。構造・設備が変更になり、基準に適合しなくなった場合は、認定の効力は失効します。
6.認定の効果
防犯優良マンションは、侵入犯罪に強い構造・設備に対して第三者機関が認定しますので、居住者に安心感を与えます。 また、犯罪者の侵入を阻止する構造・設備を備え、かつ認定プレートを掲出することにより、犯罪者に警戒心を与え、犯罪の抑止効果が期待できます。
7.愛知県防犯優良マンション認定基準
8.問合せ先
(公社)愛知県防犯協会連合会 | 〒466-0054 名古屋市昭和区円上町26番15号 愛知県高辻センター2階 愛知県警察本部分庁舎内 |
TEL 052-871-2110 FAX 052-881-4110 ホームページ http://www.bouhan-aichi.or.jp/ |
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(一財)愛知県建築住宅センター 評価チーム |
〒460-0008 名古屋市中区栄四丁目3番26号 昭和ビル1階 |
TEL 052-264-4052 FAX 052-264-4088 |
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